・どんなギアを持っていくの?
・事前に準備するものは?
2024年4月に「みちのく潮風トレイル(MCT)」を9泊10日でセクションハイクできることになりました。
そこで、ロングトレイルに持っていくギアや食料など事前に準備したものをまとめてみました!
この記事でわかること
- ロングトレイルギアリスト
- ロングトレイルの準備(ギア)
- ロングトレイルの準備(ギア以外)
この記事では、ロングトレイルに向けてどんな準備をしたかを公開しています。
✔️ UL(ウルトラライト)歴
カル吉@ul_compass
✅ UL登山歴6年目
(ソロ&縦走&ロングトレイル)
✅ ベースウェイト3kg未満
(現在のギアリスト)
✅ ULギア投資額200万円超
(個人輸入実績◎)
無限の好奇心でUL情報をシェアしてます。
軽量化の『スキルとノウハウ』で気軽に身軽に自由にハイクを楽しみましょう!
1週間を超えるロングトレイルは、身体的にも精神的にもラクではありません。
しかし、事前の準備をしっかりすることで少しでも快適なトレイルライフを送ることが可能です。
ULギアはもちろん、食料の軽量化のヒントもたくさんあります。
ぜひ、1つでも真似して快適な旅を楽しんでください。
装備リスト
ベースウェイト2.7kgの登山用のギアリストをベースに一部のギアを変更して、ベースウェイト3.4kgのロングトレイル用のギアリストを作成しました。
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ULギアで軽量化!国内ロングトレイル装備リスト【ベースウェイト3.4kg】
続きを見る
ロングトレイル用に変更したギア
1〜2泊程度の登山とは違い、1週間以上のロングトレイルに向けて次のギアを変更&追加しました。
運ぶギア
・バックパックを防水性の高いモデルへ変更 続きを見る
・少しでも腰荷重にするためにウエストベルト導入
・小物にアクセスしやすいファニーパックを導入
LITE WAYのULファニーパック(FANNY PACK ULTRA)をレビュー
寝るギア
・シュラフのダウン量をUPし、汎用性の高いキルト型へ変更 続きを見る
・防風・防寒&虫対策としてビビィを導入
・睡眠の質をUPさせるためエアピローを導入
【UL枕】EXPED(エクスペド)のUltra Pillow(ウルトラピロー)をレビュー
着るギア
・レインウェアをより防水性&プロテクションが高いものへ変更
・就寝着兼予備のベースレイヤーをフード付きに変更
・防寒アイテム(ネックウォーマー、手袋、タイツ)を導入
食べるギア
・食料スタッフサックを容量の大きいものへ変更
支えるギア
・ヘッドライトを充電式に変更 続きを見る
・日傘を導入
・充電システムを充実
ロングトレイル用UL充電機器【モバイルバッテリー&ケーブル類セット】
使用するギアをテスト
新しく導入したギアは、使用感や体感温度を確かめるために実験を兼ねてテストしました。
テスト例
・最低気温1℃のベランダでビビィ泊
・里山(雪)でフロアレスシェルター泊
・出発1ヶ月前からエアピローで就寝
出発前にギアをメンテナンス
行動着はもちろん、雨具やシューズ、帽子などの小物類も出発前に洗濯しました。
レインウェアは専用洗剤を使用し、乾燥機にかけることで撥水力を復活させておきましょう!
ベースウェイト以外の装備
ベースウェイトに含まれない食料や水、その他消耗品についても泊数から逆算して準備しました。
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【ベースウェイトとは】登山におけるUL(ウルトラライト)は何Kg?
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食料
登山用の『食料&行動食』をベースに5日分を用意しました。
普段カレーメシにチーズ&サラミを入れますが、軽量化のため『謎肉放題』に変更しています。
可能な限り包装から出してジップロックに移し、軽量化&ゴミの削減を目指しました。(ジップロックの比較記事はこちら)
ジップロックに移してもカレーメシの匂いが強いので、さらに消臭袋に収納しています。
その他消耗品
アルコール燃料にこだわりはありませんが、除菌も可能なタイプのものを選んでいます。
トイレットペーパーは、「水に溶ける素材&芯がない(芯を抜く)」タイプのものを選びましょう。
未使用のままだと多いので、家庭で半分ぐらいまで使用して芯を抜いたものを持っていくのもありです。
地図
地図は紙で持たずに軽量化&確認のしやすさ重視でデータでダウンロードしました。
ダウンロード元
・YAMAP(ヤマップ)アプリ
・環境省のHP(リンクはこちら)
RUN+TRAIL(ラントレイル)のロングトレイル特集(みちのく潮風トレイル)を参考にルートを決めるのもおすすめです!
体の準備
ギアはもちろん、1週間以上長い距離を歩くため、事前の体づくりも重要です。
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ソロ×UL(ウルトラライト)|気軽に身軽に自由にハイクを楽しむ
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朝のランニング
基礎体力の向上と早朝から体を動かす習慣をつけるため、出発の1ヶ月前からランニングをしました。
距離やペースにこだわることなく、一定のペースで疲れず走ることを意識しました。
体が慣れてきた後半は、ルナサンのようなベアフットシューズを履いて体に負荷をかけました。
長距離遠征
出発の前1ヶ月の間に2回、舗装路を約30km歩く練習をしました。
長距離遠征の目的は、長い距離を歩くだけでなく次のような目的もあります。
長距離遠征の目的
・歩くペースの調整
・ギアの使用感の確認
・休憩や補給のタイミングの調整
適切な休憩と行動食の摂取はもちろん、靴紐の結び方1つで快適性が全く違うことに気がつけました。
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【UL行動食】登山におすすめの自作トレイルミックスレシピ公開
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髪や爪を切る
1週間以上のロングトレイルの場合、事前に髪や爪を切ることをおすすめします。
カル吉は爪のトラブルに備えてファーストエイドキットに爪切りを導入しました。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のみちのく潮風トレイルは、出発地を福島県 相馬市の「松川浦環境公園」とし、1日30km程度歩くことを目標にしています。
遭難の危険が少ないロングトレイルだからこそ、あえて、1日ごとの詳細な行程や野営地(宿泊地)、そしてゴールは設定しませんでした。
最初からハズレのない正解を歩むのではなく、その時に起きる偶然を楽しめる旅にしたいと思います。
もちろん全てのギアの実験も兼ねていますので、「本当に使えたギア・不要だったギア」のレビュー記事もお楽しみに!