
・ACモデルと旧モデルの違いは?
・結局どっちを選んだらいい?
カタダインのビーフリーが「ACモデル」に進化しましが、見た目では旧モデルと違いが分かりにくいですよね。
そこで、KATADYN(カタダイン) BeFree(ビーフリー)の「ACモデル」と「旧モデル」を比較しました!
この記事でわかること
- カタダイン ビーフリーの特徴
- ACモデル&旧モデルの比較
- 結論、どっちを選ぶか
この記事では、KATADYN BeFreeの「ACモデル」と「旧モデル」を比較しています。
✔️ UL(ウルトラライト)歴
カル吉@ul_compass
✅ UL登山歴8年目
(ソロ&縦走&ロングトレイル)
✅ ベースウェイト3kg未満
(現在のギアリスト)
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KATADYN(カタダイン) BeFree(ビーフリー)は、確かな浄水能力とろ過スピードの速さが特徴の浄水器です。
ACモデルが旧モデルから大きく変化した点は、「活性炭フィルター採用」と「ループが新たに追加」された点です。
そのほかにも見た目では気が付きにくい細かな点がアップデートされています。
そこで、ACモデルと旧モデルの違いを実物&スペック値をもとに比較してみました。

カタダイン ビーフリーの特徴
山や川の水を0.1ミクロンのホロファイバー膜により安全な飲み水に変えてくれる浄水器です。
ソフトフラスク付きなので、水筒やウォーターキャリーとして使用することも可能です。
出典:株式会社スター商事
共通する点
ACモデルと旧モデルでは、以下の性能は同じとなっています。
浄水能力
0.1μm(0.0001mm)の無数の細孔を持つホロファイバー(中空繊維)フィルターでろ過します。
水に含まれる有害な細菌(大腸菌)や寄生虫(エキノコックス)などを99.9%以上除去可能です。
出典:株式会社スター商事
浄水速度
浄水速度は「最大2L/分」となっています。
逆さにするだけで浄水が可能で、定番のソーヤーミニと比較しても速さを実感できます。
フラスク
Hydrapak(ハイドラパック)社製のTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材のソフトフラスクを採用しています。
ペットボトルの飲み口(28mm)よりも大きい42mm口径を採用しているため、水をくみやすいのも特徴です。
スペック比較(異なる点)
ACモデルが旧モデルからアップデートした部分を比較してみました。
ACモデル | 旧モデル | |
価格 | 12,980円(定価) | 9,020円(定価) |
重量 | 76g(実測) | 63g(実測) |
活性炭フィルターの有無 | 有 | 無 |
フィルターの付け根の太さ | 4.6cm | 4.9cm |
飲み口の素材 | シリコン | プラスチック |
飲み口のサイズ | 10mm | 7mm |
キャップの接続部分の素材 | 金属 | プラスチック |
ループの有無 | 有 | 無 |
フラスクのカラー | ブルー | クリア |
スペアパーツの種類 | 5種類 | 1種類 |
価格
定価は、ACモデル(12,980円)の方が旧モデル(9,020円)より4,000円高いです。
Amazonの販売価格(2025年10月)は、ACモデル(10,000円)の方が旧モデル(8,200円)より約2,000円高いです。
重量
活性炭フィルターの採用とループがついたことにより、ACモデル(実測76g)の方が旧モデル(実測63g)より13g重量UPとなっています。
活性炭フィルターの実測は2gです。
活性炭フィルター
ACモデルに採用された活性炭フィルターは、においの元となる物資や塩素などを吸着することで、クリアで飲みやすい水に浄水します。
出典:株式会社スター商事
フィルターの付け根の太さ
フィルターの付け根部分の直径がACモデル(4.6cm)の方が旧モデル(4.9cm)より細くなっています。
なお、ACモデルのループ部分を含めた最大直径は7.0cmです。
飲み口の素材
ACモデルは、飲み口にシリコン素材を採用したため口当たりが良くなりました。
ACモデル
旧モデル
飲み口のサイズ
飲み口の直径は、ACモデル(10mm)の方が旧モデル(7mm)よりも太くなっています。
キャップの接続部分の素材
ACモデルは、キャップのヒンジに金属部分を使用することにより、耐久性が向上しています。
ACモデル
旧モデル
ループ
ACモデルには、新たにカラビナなどを装着可能なループがつきました。
フラスクのカラー
フラスクのカラーは、ACモデルは濃いブルー、旧モデルはクリアを採用しています。
スペアパーツの種類
スペアパーツの種類は、ACモデルは5種類(スペアカートリッジ、スペアカーボン、ソフトフラスク、フリップキャップ、マウスピース)、旧モデルは1種類(スペアカートリッジ)です。
ACモデル
旧モデル
どちらがおすすめ?
浄水器としての浄水能力については旧モデルとACモデルについて差はないため、価格やディティールの好みにより選ぶのがおすすめです。
軽量性&コスパ重視 → 旧モデル
コスパ重視で選ぶのであれば約2,000円安い旧モデルがおすすめです。
また、ACモデルよりも13g軽量な点も魅力です。
外付け&おいしさ重視 → ACモデル
ループにカラビナをつけて外付けしたい場合は、ACモデルがおすすめです。
活性炭フィルターにより、においも味もクリアなおいしい水が飲めるのも魅力です。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
カル吉がACモデルを購入した理由は、「ファニーパックに外付けするため」です。
ファニーパックのみでテンカラ釣りに行くときに、中に収納するとスペースを意外と圧迫します。
そこで、ソフトカラビナを使用して外付けすることにより、他のギアを収納するスペースを確保しています。
ACモデルには、ソフトフラスクを2重構造にして耐久性をUPさせた「ビーフリーAC 1.0L ブラック(二重構造)」もあります。
通常モデルのフラスクでも耐久性は十分なので、よりハードに使用したいにおすすめです。
現在、2つのビーフリーを持っていますが、どちらかを手放すことはせず、次のような使い分けをしたいと思います。
カル吉の使い分け
基本:旧モデルを使用(軽量性重視)
外付けしたい場合:ACモデルを使用
旧モデルからアップデートしたACモデルの唯一のネックは、価格の高さです。
本体価格が高いだけでなく、実際の使用期間にかかわらず、使用開始から3か月で交換が必要な活性炭フィルターのスペアの価格が3個で5,000円以上なのも負担が大きいです。
そのため、ACモデルと浄水能力が変わらず、軽量かつコスパにも優れる旧モデルをあえて選ぶのもおすすめです!