・小さなベアスプレーがほしい
・ツキノワグマを想定(北海道以外)
・気軽に携行したい
これまで使用していたベアスプレー(TW-1000)を藪漕ぎ中に紛失したため、新しいベアスプレーに買い替えました。
そこで、【実測83g】TMM(ティーエムエム) POLICE MAGNUM(ポリスマグナム)F-605 をレビューします!
✔️ 筆者のULスペック
カル吉@ul_compass
✅ UL登山歴8年目
(縦走・ロングトレイル・源流タープ泊)
✅ ベースウェイト2.8kg
(現在のギアリスト)
✅ ULギア投資額200万円超
(個人輸入実績◎)
無限の好奇心でUL情報をシェアしてます。
軽量化の『スキルとノウハウ』で気軽に身軽に自由にハイクを楽しみましょう!
クマ対策の基本は、正しい知識を持ち、鈴などで存在を知らせ、遭遇時に適切な行動をとることです。
その上で、万が一の最終手段としてベアスプレーを携行するのも有力な選択肢のひとつです。
このスプレーは、コンパクト&軽量ながら、EPA登録ベアスプレーと同等の威力を持つのが最大の魅力です。
重さやサイズを理由にベアスプレーの携行を躊躇していた方にこそ、ぜひ手に取ってほしい「心強いお守り」です。
手のひらサイズのベアスプレー
TMM|POLICE MAGNUM F-605
TMMとは
出典:TMM
TMMは、あらゆる護身用品を取り扱う日本のメーカーです。
催涙スプレーはアメリカで製造した確かな品質に加え、サイズやレバー形状など豊富なラインナップの広さが魅力です。
ギアスペック

| メーカー | TMM |
| アイテム | ポリスマグナム F-605 |
| 重 さ | 実測83g(本体) |
| サイズ | 直径 35mm 長さ 104mm |
| 成 分 | OC(オレオレジン・カプシカム) |
| 容 量 | 50g |
| 価 格 | 8,657円(購入時) |
このギアの魅力
使用インプレ
実際に手にとるように写真付きでレビューします。
片手に収まるコンパクトサイズ
直径35mm×長さ104mmと手のひらにすっぽり収まるサイズで、一般的なベアスプレーより明らかにコンパクトで携帯しやすいです。

天然唐辛子成分(OC)使用
天然唐辛子由来のオレオレジン・カプシカム(OC)が主成分で、人体への副作用が少なく環境にも優しいのが特徴です。

親指1本で即スタンバイ
誤射防止と迷わず使える操作性を両立した「フリップトップ構造」を採用し、親指1本で噴射スタンバイが完了します。

ベアスプレーに匹敵する「MC 1.2%」
MC濃度1.2%は、EPA登録ベアスプレー(1.0〜2.0%)と同等レベルで、ヒグマより小柄なツキノワグマなら十分な撃退効果が期待できます。
ジェットミストタイプ(半液状噴射)
霧状(フォグ)より風に強く、液体(リキッド)より広範囲に広がるジェットミスト噴射を採用し、3m先で直径約30cmの範囲に広がります。
実用噴射距離約3.6m
スペック上の最大噴射距離は4.5mですが、TMM社の出荷前実験では屋外無風状態で約3.6mという実測値が得られています。

噴射回数は1秒×7回
合計で約7秒間の噴射が可能なため、1度で命中しなかった際のリカバリーや、複数回の遭遇にも余裕を持って対応できます。

専用設計のナイロンホルスター
別売りの専用ホルスターはボタン式の蓋で静かに素早く取り出せ、ベルト通しでウエストに装着できます。

安心のロングライフ
有効期限は生産日から4年6ヶ月で、2026年3月に購入した個体は2030年1月まで有効となり、残り3年10ヶ月もの余裕がありました。

○ここがおすすめ
「軽い」は当たり前だからあえて言いません。
メリット
- 迷わず使えるフリップトップ構造
- 有効期限が長く買い替えの手間が少ない
- 対人用ながらベアスプレー級の威力
対人用スプレーながらMC濃度1.2%はEPA登録ベアスプレー(多くが1.0〜2.0%)と同等の威力を誇ります。
△ここがざんねん
不便も楽しむ心が大切です。
デメリット
- 至近距離まで引きつける必要がある
- 専用ホルスターは別売り
- 噴射距離および内容量は控えめ
携帯性とのトレードオフとして、噴射距離・内容量ともに一般的なベアスプレーには劣ります。

3分ギアハック
大した工夫でない? だから真似できます。
藪漕ぎでスプレーを紛失した経験から蓋付きホルスター(実測23g)を採用し、ウエスト装着で素早い取り出しと脱落防止を両立しています。

まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
クマ撃退スプレーは「持っているから安心」という魔法の道具ではなく、正しい知識と予防を尽くした上での最終手段に過ぎません。
絶対的な安心がほしいなら、噴射距離・内容量ともに優れたEPA登録ベアスプレーを選ぶべきです。
しかし、高性能なベアスプレーほど必然的に大きく重くなります。
クマを恐れるあまり過剰な装備を背負い、山を楽しむという本来の目的が薄れてしまっては本末転倒です。
だからこそ、ULのギア選びと同じく、ベアスプレーにも「ある程度割り切る」という選択肢があってもいいはずです。
カル吉は、噴射距離と内容量を抑えて小型・軽量化したこのスプレーを選びました。
何よりも「持っている」という精神的な安心感が、余計な心配を減らし、山歩きをより気楽で楽しいものにしてくれています。
ベアスプレーは使わないに越したことはないからこそ、「安心」と「軽さ」の最適なバランスをぜひ探してみてくださいね。


