・どんなメーカーの物があるの?
・選び方が分からない・・・
縦走やロングトレイルで日傘を使ってみたいけど、たくさん種類があってどれを選んだらいいか分からない・・・
そこで、ULにおすすめの『日傘の選び方』と『実際に購入した2本を比較』します!
この記事でわかること
- 日傘の選び方
- 各メーカーの日傘の特徴
- おすすめの2本を比較
この記事では、各メーカーの日傘の特徴とおすすめの2本を徹底比較しています。
✔️ UL(ウルトラライト)歴
カル吉@ul_compass
✅ UL登山歴6年目
(ソロ&縦走&ロングトレイル)
✅ ベースウェイト3kg未満
(現在のギアリスト)
✅ ULギア投資額200万円超
(個人輸入実績◎)
無限の好奇心でUL情報をシェアしてます。
軽量化の『スキルとノウハウ』で気軽に身軽に自由にハイクを楽しみましょう!
普段の登山では持たない日傘ですが、舗装路も多いロングトレイルでは、『日傘兼雨傘』が有効なギアだと気がつきました。
しかし傘という性質上、スペック上の大きな差も少なく、どれを選べば良いかよく分からなくなりました。
そこで、各メーカーの日傘の特徴と最終的に購入した2本を徹底比較してみました!
日除け&雨避けはもちろん、タープ泊の際の前室として使用するなど活用の幅も広いアイテムです。
UL登山におすすめの日傘6選
日傘(登山&ハイキング用)の購入を検討した時に候補となった6本を紹介します。
全て重量200g前後のUL(ウルトラライト)なアンブレラです。
Zpacks|Lotus UL Umbrella
重量192g(スペック値)です。
グラスファイバーを使用し、蓮の花のような骨組みにより強風にも強い構造となっています。
出典:Zpacks
Six Moon Designs|Silver Shadow Carbon
重量193g(スペック値)です。
軽量なカーボンファイバーを使用し、大きな持ち手を採用することで長時間使用しても疲れにくいです。
Hyperlite Mountain Gear|Essential Umbrella
重量195g(スペック値)です。
強風を受け流す2重構造を採用しているのはこの傘のみです。
GOSSAMER GEAR|LIGHTREK HIKING UMBRELLA
重量187g(スペック値)です。
アルミ素材を使用し、今回比較対象となった中で最軽量のモデルです。
TRAIL BUM|Swing liteflex umbrella UV
重量209g(スペック値)です。
重量は1番重いですが、高い耐久性を誇り、収納ケースが付属するのが特徴です。
出典:TRAIL BUM
mont-bell|サンブロックアンブレラ
重量200g(スペック値)です。
唯一の折り畳み傘で、収納時のサイズは他の傘の1/2以下となります。
カル吉が日傘に求める条件
日傘を購入するにあたり、日帰りや1泊の登山よりも1週間以上のロングトレイルを想定しています。
そこで、個人的に必須だと思っている条件は次の3つです。
譲れない条件
⚪︎ 重量 → 200g程度
⚪︎ 非折りたたみ式 → 耐久性の向上&開閉がラク
⚪︎ 石突が柔らかい素材 → バックパックを傷つけないため
最終候補2本の比較
最終候補は『トレイルバム』と『ゴッサマーギア』の2本となりました。
モンベルのサンブロックも購入したのですが、折りたたみが煩わしく手放してしまいました。
残った2本を徹底的に比較して手元に残す1本を決定したいと思います。
重量&サイズ
約50gの差でゴッサマーギアの圧勝です。
スペック値よりも実測が10%以上重いトレイルバムは残念の一言です。
種類 | 重量 | 収納時(全長) | 使用時(露先を除く直径) |
トレイルバム | 236g(実測) ※スペック値+27g |
63.5cm | 93cm |
ゴッサマーギア | 184g(実測) ※スペック値-3g |
63cm | 95cm |
トレイルバム
ゴッサマーギア
傘表面の素材&加工
スペック値では、性能に大きな差はありません。
トレイルバムはマットな銀色で、ゴッサマーギアは光沢のある銀色となります。
種類 | 素材 | 表面生地の加工 | 紫外線保護指数 |
トレイルバム | ポリエステル | DuPontテフロン加工 | UPF50+ |
ゴッサマーギア | ポリエステル | 防水防汚加工 | UPF50+ |
トレイルバム
ゴッサマーギア
遮光性
太陽光に近い光を出す植物用のLEDライトを傘で遮光してみました。
ライトの光が確認できるトレイルバムに対して、ゴッサマーギアは縫い目以外ほぼ完全に遮光しているように感じます。
トレイルバム
ゴッサマーギア
シャフト素材&骨組み
シャフトの素材と骨組みの長さから耐久性(耐風性)では、トレイルバムが有利です。
また、一見便利そうなロック機能もシャフト部分に切り込みが発生するため、ウィークポイントになる可能性があります。
種類 | シャフトの素材 | ロック機能 | 骨組みの数 |
トレイルバム | 高密度ファイバーグラス | なし | 8本 |
ゴッサマーギア | アルミニウム | あり | 8本 |
トレイルバム
ゴッサマーギア
ベルクロテープ
トレイルバムのほうがベルクロテープが太く巻きやすいです。
マジックテープのサイズもトレイルバムの方が大きいので固定力があります。
種類 | ベルクロのサイズ | マジックテープのサイズ |
トレイルバム | 横17.5cm×縦3.3cm | 横3cm×縦3.3cm |
ゴッサマーギア | 横17cm×2.3cm | 横2.5cm×縦2.3cm |
トレイルバム
ゴッサマーギア
持ち手の素材&ストラップ
持ち手のサイズや溝の形に大差はなく、どちらも長時間持っても疲れにくい印象です。
固定用のストラップについては、個人的には伸縮性のないトレイルバムの方が好みです。
種類 | 持ち手の素材 | ストラップ |
トレイルバム | EVAハードフォーム | 伸縮性のない化繊 |
ゴッサマーギア | EVAハードフォーム | 伸縮性のあるゴム |
トレイルバム
ゴッサマーギア
石突の素材&形状
素材とサイズに差がないため使用感に大きな差はないと思います。
バックパックに収納する際に他のギアを傷つけないために石突が金属のモデルは避けました。
種類 | 石突の素材 | サイズ |
トレイルバム | EVAハードフォーム | 直径2.5cm×高さ2.7cm |
ゴッサマーギア | EVAハードフォーム | 直径2.5cm×高さ2.5cm |
トレイルバム
ゴッサマーギア
最終的に選んだ1本は?
ロングトレイルのお供には『ゴッサマーギア/ライトハイキングアンブレラ』を選びました。
決め手は、トレイルバムよりも50g以上軽い点と遮光性です。
シャフトがアルミのため耐久性に若干の不安はありますが、強風時は傘ではなくレインウェアを着用するので問題ないです。
ちなみに同ブランドでシャフトがカーボンのモデルもありますが、色がゴールドのため遮光性の観点から採用はしませんでした。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
登山(ハイキング)用の日傘を比較している人はまだまだ少ないです。
軽量ギアを扱うショップでも今回紹介したすべての日傘を置いてあるところはないと思います。
UL(ウルトラライト)用に日傘を購入するのであれば次のとおり選ぶと後悔が少ないと思います。
後悔の少ない選び方
・軽量性重視 → ゴッサマーギア
・耐久性重視 → トレイルバム
・軽量&耐久性どっちも重視 → シックスムーンデザインズ
・人とは違う傘が欲しい → ハイパーライトマウンテンギア
・コンパクトに収納したい → モンベル