
・山と道かEVERNEWが良さそう
・UL Pad15+かTraverse mat100で迷う
クローズドセルマットはスペックに大きな差がなく、選ぶ際に迷ってしまいますよね。
今回は、重量や厚さが似ている山と道の「UL Pad15+」とEVERNEWの「Traverse mat 100」を比較しました!
この記事でわかること
- クローズドセルマットとは?
- UL Pad15+&Traverse mat 100の比較
- 結論、どっちを使うか
この記事では、山と道の「UL Pad15+」とEVERNEWの「Traverse mat 100」を比較しています。
✔️ UL(ウルトラライト)歴
カル吉@ul_compass
✅ UL登山歴6年目
(ソロ&縦走&ロングトレイル)
✅ ベースウェイト3kg未満
(現在のギアリスト)
✅ ULギア投資額200万円超
(個人輸入実績◎)
無限の好奇心でUL情報をシェアしてます。
軽量化の『スキルとノウハウ』で気軽に身軽に自由にハイクを楽しみましょう!
山と道の「UL Pad15+」とEVERNEWの「Traverse mat 100」は、どちらも半身用のクローズドセルマットです。
重量や厚さが似ているため、どちらを購入するか迷っている人も多いはずです。
そこで、共通する部分と固有の特徴についてまとめてみました。
スペック値の比較はもちろん、収納サイズや寝心地も記載していますので参考にしてください!

クローズドセルマットとは
クローズドセルマットは、空気を入れる必要がなく、パンクのリスクがない軽量なスリーピングマットです。
エアーマットと比較して、耐久性も高くコスパにも優れるので、初めてのスリーピングマットにもおすすめです。
-
-
登山におすすめのクローズドセルタイプのULスリーピングマット12選
続きを見る
今回比較する2枚のクローズドセルマット
今回比較するのは、厚さがほぼ同じ2枚の半身用クローズドセルマットです。
山と道|UL Pad15+
山と道のスリーピングパッドシリーズの中で最も厚いモデル(厚さ1.3cm)です。
-
-
【全3種類】山と道のスリーピングパッドを比較!ULにおすすめはどれ?
続きを見る
EVERNEW|Traverse mat 100
エバニューのスリーピングマットの中で軽量さと寝心地を求めたモデル(厚さ1.5cm)です。
-
-
EVERNEW(エバニュー)の新作マットTraverse mat 100をレビュー
続きを見る
スペック比較
似ている2枚のスリーピングマットはどのような違いがあるのかスペックを比較してみます。
素材
どちらも「架橋ポリエチレン」という素材を使用し、軽量で柔軟性があり、断熱性にも優れています。
出典:OIZURU
サイズ
長さと幅は同じで、厚さは「Traverse mat 100」の方が2mm厚いです。
項目 | 長さ | 幅 | 厚さ |
UL Pad15+ | 100cm | 50cm | 1.3cm |
Traverse mat 100 | 100cm | 50cm | 1.5cm |
重量
スペック値は「UL Pad15+」の方が軽いですが、カル吉が持っている個体については実測値に差はありませんでした。
項目 | スペック値 | 実測値 | 差 |
UL Pad15+ | 113g | 122g | +9g(+8%) |
Traverse mat 100 | 125g | 122g | −3g(−2%) |
価格
「Traverse mat 100」の方が約500円安いですが、オンラインショップで購入する場合は送料にも注目する必要があります。
項目 | 本体価格 | 送料 | 備考 |
UL Pad15+ | 5,060円 | 500円 (沖縄は950円) |
|
Traverse mat 100 | 4,400円 | 660円〜1,100円 (地域による) |
6,400円(税込) 以上で送料無料 |
R値
「UL Pad15+」は、R値2.0(気温約10°Cまで対応)です。
「Traverse mat 100」は、R値が非公表ですが同程度と予想されます。
出典:ロストアロー
表面加工
「Traverse mat 100」は表面加工なし、「UL Pad15+」は両面シボ加工となっています。
耐久性
表面にシボ加工がある「UL Pad15+」の方が傷に強いと感じます。
収納サイズ
いずれも折りたたんでの収納は難しく、ロールして外付けかフレーム代わりにバックパック内に丸めてパッキングする必要があります。
「Traverse mat 100」に比べて、「UL Pad15+」の方がややコンパクトにロール可能です。
UL Pad15+
Traverse mat 100
寝心地
「UL Pad15+」は、表面のシボ加工により肌触りがよく、寝返りが打ちやすいです。
Traverse mat 100」は、モチモチとした感触で厚さが1.5cmのため地面の凹凸を軽減します。
最終的に選ぶのはどっち?
比較した結果、カル吉は「山と道 ULPad15+」を選択します。
1番の理由は、収納サイズです。
バックパックの中に丸めてフレーム代わりに収納するため、少しでも容量(収納サイズ)が小さい方がパッキングに余裕が生まれます。
また、表面のシボ加工によりバックパックに収納する際も滑りが良くパッキングが簡単になります。
「NVERNEW Traverse mat 100」の厚さ1.5cmのモチモチとした寝心地は気持ちいいですが、上記のメリットを上回るほどではありません。
ロール状に丸めてバックパックに外付けする人であれば、寝心地重視でこちらを選ぶのもありだと思います。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回比較した2つのスリーピングマットの最大の違いは、「厚さが2mm違うことによる寝心地と収納サイズ」でした。
特にもバックパック内に収納するかどうかを最優先して選ぶことをおすすめします。
選び方
バックパック内に収納・シボ加工ありが良い → UL Pad15+
バックパックに外付け・少しでも厚い方が良い → Traverse mat 100
厚さはわずか2mmの差ですが、30L程度のバックパックでは収納スペースがかなり減少してしまいます。
「Traverse mat 100」をバックパック内に収納する場合、40L以上のバックパック&他のギアがコンパクトである必要があります。
この他にもこの2つのスリーピングマットの「ここを比較して欲しい」という要望がありましたら、お気軽にコメントください。