
・熱伝導率の高いアルミ製が欲しい
・スタッキングにはこだわりたい
テンカラ釣り&タープ泊のために、焚き火で使用可能なクッカーセットを構築しました。
そこで、実測521gの焚き火調理&炊飯用ソロ向けULアルミクッカーセットを紹介します!
この記事でわかること
- ULアルミクッカーセット
- 収納手順&サイズ
- 工夫している点
この記事では、焚き火でガンガン使用可能なULアルミクッカーセットを紹介しています。
✔️ UL(ウルトラライト)歴
カル吉@ul_compass
✅ UL登山歴8年目
(ソロ&縦走&ロングトレイル)
✅ ベースウェイト3kg未満
(現在のギアリスト)
✅ ULギア投資額200万円超
(個人輸入実績◎)
無限の好奇心でUL情報をシェアしてます。
軽量化の『スキルとノウハウ』で気軽に身軽に自由にハイクを楽しみましょう!
普段の登山ではフリーズドライ食品が中心なので、湯沸かし特化のチタンクッカーセットを使用しています。
-
-
ULチタンクッカー&アルコールストーブセット|112gの湯沸かしシステム
続きを見る
今回、テンカラ釣り&タープ泊のために焚き火でガンガン使えるアルミ素材のクッカーセットを構築しました。
浅型&深型のクッカーと吊り下げ式クッカーにより最大3つの調理を同時に行うことが可能です。
また、焚き火調理に必要な道具をクッカーの中に収納できる点も魅力です。

ULアルミクッカーセットの内容

焚き火用クッカーは次の条件を満たす中から軽量な物を選択しました。
必須条件
・焚き火(直火)で使用可能なアルミ素材
・汁物、炒め物、炊飯の3つが同時に調理可能
・クッカー同士をスタッキングできる
それでは1つずつ紹介していきます。
アルミトレールクッカー 1000(クッカー1)
焚き火で汁物(深型)と炒め物(浅型)の調理が可能なアルミクッカーです。
内部空間を上下に分けるインナーリッドによりパッキングしやすいのが魅力です。
-
-
焚き火調理におすすめ!ベルモントのアルミトレールクッカー1000をレビュー
続きを見る
Backcountry Almi Pot(クッカー2)
焚き火で1~1.5合の炊飯が可能な吊り下げ式のアルミクッカーです。
熱伝導率の高い素材&ベイルハンドルにより、誰でもおいしいご飯を炊くことが可能です。
-
-
焚き火で炊飯!EVERNEWのバックカントリーアルミポットをレビュー
続きを見る
盆栽用アルミ線 3.5mm(吊り下げ用針金)
銅線やステンレス線よりも軽量で形を整えやすいアルミ素材の吊り下げ用針金です。
3.5mmと少し太めを選ぶことで、耐久性と熱への耐性をUPさせています。
チタンゴトク TriveTi(五徳)
固形燃料を使用して調理するための予備の五徳です。
大きなクッカーを置いた際の安定感とコンパクトに収納可能な点が魅力です。
レギュラーライター J26(ライター)
焚き火を始める際に着火剤に点火するためのライターです。
低温化でも着火可能なフリント式&イソブタンガスを選択しています。
レジ袋 東日本8号 西日本25号 0.020mm厚(スタッフサック)
スタッフサックとして使用する少し厚手の取っ手付きレジ袋です。
クッカーについた煤で汚れることを前提に使い捨てタイプを選択しています。
ULクッカー&ストーブセットの総重量

ULクッカー&ストーブセットの総重量は、521gとなります。
重量内訳
・クッカー1【326g】
・クッカー2【130g】
・吊り下げ用針金【28g】
・五徳(予備)【13g】
・ライター【21g】
・スタッフサック【3g】
パッキング手順&収納サイズ
このULアルミクッカーセットは、クッカー1の中に焚き火調理に必要なギアがすべて収納可能です。
パッキングする際の手順を写真付きで説明していきます。
1 クッカー1(浅型)に小物を収納する
直径139mm(内径)のクッカー1(浅型)は、高さ4cm以下の物が収納可能です。

クッカー1(浅型)に入れる物
・ライター
・吊り下げ用針金
・クッカー2のハンドル
・五徳(予備)
・固形燃料
・ナイフ
・米1合(ジップロック入)
2 インナーリッドで蓋をする
インナーリッドの凹の面が上になるようにして蓋をします。

3 リッドの上にクッカー2を置く
インナーリッドの上にクッカー2を置いて、中に小物を収納します。
直径122mm(内径)のクッカー2は、高さ6cm以下の物が収納可能です。

クッカー2に入れる物
・焚き火用手袋
・調味料ボトル
4 クッカー1(深型)をかぶせる
クッカー2に蓋をして、クッカー1(深型)をかぶせます。

5 スタッフサックに入れる
スタッフサックの持ち手を縛ることにより、クッカーが固定されて蓋が開くことがありません。
収納サイズは、直径約15cm x 高さ約12cmとなります。

軽量化のコツ&工夫点
このULクッカー&ストーブセットは、準備の手間が少ないのも特徴です。
1 焚き火用の五徳は持たない
底面の広いクッカー1(調理用)と吊り下げ式のクッカー2(炊飯用)を選ぶことにより焚き火用五徳が不要です。
チタン中空パイプを採用したUL五徳でも約100gあるので、大きな軽量化となります。
2 クッカー1のインナーリッドをチタンに変更
クッカーに付属するアルミリッド(55g)を別売りのチタンリッド(36g)に変更しています。
わずか19gの差ですが、この積み重ねが全体の軽量化につながります。
3 固形燃料&五徳(予備)を持つ
万が一焚き火ができない場合に備えて、固形燃料&五徳を持ちます。
五徳は蚊取り線香の台として使用することも可能です。

4 収納する際は上下を逆さにする
本来はクッカー1の深型が下で浅型が上となりますが、あえて上下を逆さにセットしています。
これにより、煤で汚れたクッカー2の底面が触れるのはインナーリッドのみとなり、クッカー1の内側を汚しません。

5 着火剤のガムテープはライターに巻く
着火剤として使用するガムテープをライターの持ち手の部分に巻くことで、携帯性と利便性がUPします。
普段使用しているミニタイプは持ち手が短くガムテームが巻きにくいため、レギュラータイプを選んでいます。
-
-
【フリント式&イソブタン】BIGミニライターJ25がULにおすすめ
続きを見る
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回の焚き火用ULアルミクッカーセットは、「焚き火でガンガン使えて、おいしいご飯を作る」ことを重視しました。
そのためチタン素材よりも熱伝導率が高く、分厚いアルミ素材を使用したクッカーを選んでいます。

実際に1泊2日のテンカラ釣り&源流タープ泊の際に使用しましたが、焚き火で簡単に調理することができました。
-
-
ULギアで軽量化!テンカラ釣り×源流タープ泊装備リスト【ベースウェイト4.7kg】
続きを見る
チタン製と比べて重くなりますが、燃料となる薪(流木)を現地調達する分で軽量化が可能です。
今後、ライターをスリムタイプのJ23に変更したり、吊り下げ用針金を細くするなど更なる軽量化を考えます。
焚き火による煤汚れはクエン酸を使用して簡単に落とすことが可能です。
他のギアを汚さないためにも帰宅後にキレイにするのをおすすめします。
-
-
アルミクッカーの煤汚れをクエン酸&メラミンスポンジで簡単に落とす方法
続きを見る






