
・でもクッカーが黒く汚れるのは嫌
・煤汚れを簡単に落とす方法を知りたい
焚き火(直火)での調理は楽しいですが、クッカーに付着した煤汚れを落とすのは大変ですよね。
そこで、アルミクッカーについた煤汚れを簡単にキレイにする方法を説明します!
この記事でわかること
- 焚き火でクッカーが汚れる理由
- 煤汚れは落とす?落とさない?
- 煤汚れの落とし方(準備するもの&手順)
この記事では、アルミクッカーに付着した煤汚れの簡単な落とし方を説明しています。
✔️ UL(ウルトラライト)歴
カル吉@ul_compass
✅ UL登山歴7年目
(ソロ&縦走&ロングトレイル)
✅ ベースウェイト3kg未満
(現在のギアリスト)
✅ ULギア投資額200万円超
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焚き火で使用したクッカーが真っ黒&ベトベトになった経験はありませんか?
この汚れが手につくと洗剤で落ちにくいし、そのままパッキングすると他のギアを汚す心配もありますよね。
今回は、アルミクッカーの煤汚れをクエン酸&メラミンスポンジを使用して簡単にキレイにする方法を説明します。
この方法は、100均でも手に入る道具で労力をかけずに煤汚れを落とすことが可能です。

焚き火によりクッカーが汚れる理由
焚き火調理(直火)でクッカーを使用すると底面に黒い汚れがつきます。
これは、薪が不完全燃焼することによって発生した炭素微粒子やタールが付着するためです。
この黒い汚れは油汚れとは異なるため、台所用洗剤(中性洗剤)では落ちにくいのが特徴です。
焚き火の煤汚れは落とした方がよいか?
焚き火によりクッカーに付着した煤汚れを「落とす場合」と「落とさない場合」のメリット&デメリットをまとめました。
個人的には、次回のパッキングをキレイな状態で行いたいので、『落とす』ほうを選択します。
「落とす」メリット&デメリット
アルコールストーブやガスストーブを使用している場合は、「煤汚れを落とす」ほうが受け入れやすいです。
手間がかかってもギアの手入れも楽しめる人におすすめです。
メリット
・キレイな状態でパッキングが可能
・手や他の道具を汚さない
デメリット
・手間がかかる
・傷がつく可能性がある
「落とさない」メリット&デメリット
頻繁にキャンプや登山で使用する場合は、そのたびに煤汚れを落とす作業は面倒になります。
ある程度の煤汚れは受け入れて、汚れが他のギアに付着しない工夫を考えることも1つの方法です。
メリット
・使い込まれた雰囲気がある
・手入れの手間がない
デメリット
・手や他の道具を汚す
・重量が若干増加する
煤汚れを落とす方法
クッカーに付着した煤汚れを落とすには、次のような方法があります。
煤汚れを落とす方法
・オレンジオイル配合の洗剤(リンレイ / ウルトラオレンジクリーナー)を使用する
・研磨剤が配合された洗剤(日本珪華化学工業 / ハイホーム)を使用する
・金たわし(ボンスター / カールケート)を使用する
・重曹orクエン酸(レック / 激落ちくんの重曹、レック / 激落ちくんのクエン酸)を使用する
アルミ製品に重曹を使うと化学反応により変色するため注意が必要です。
今回は、専用洗剤よりもコスパに優れるクエン酸を使用して煤汚れを落とすことにします。
用意するもの
アルミ素材のクッカーに付着した煤汚れをクエン酸を使用して落とすために必要な道具は次の4つです。
クエン酸
お酢でも代用が可能ですが、ニオイがしないクエン酸の粉末タイプを使用します。
激落ちくんのクエン酸を購入しましたが、100均でも同様の商品が購入可能です。
メラミンスポンジ
メラミンスポンジは、水に濡らしてこするだけでガンコな汚れを削り落とすことが可能です。
100均でも同様の商品が購入可能ですが、大容量パックなら本家の「激落ちくん」シリーズの方がコスパに優れます。
使い古した歯ブラシ
クッカーの取っ手の付け根部分などメラミンスポンジで届かない場所に使用します。
捨てる前の歯ブラシを使用することをおすすめします。
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クッカーが入る鍋
クッカーが完全に水に浸かり煮沸できる大きさの鍋を使用します。
蓋は使用しないため、なくても構いません。
煤汚れを落とす手順
アルミクッカーの煤汚れを落とす手順は以下のとおりです。
煤汚れを落とす手順
1:鍋にクッカーを入れて水を張る
2:クエン酸を入れて沸騰させる
3:火を止めて1時間放置する
4:メラミンスポンジでこする
5:歯ブラシで仕上げる
それでは、次から写真付きで各手順を詳しく説明します。
鍋にクッカーを入れて水を張る
鍋にクッカーを入れてクッカーが完全に浸るように水を張ります。
煤汚れを落としたいクッカーが複数ある場合は重ねて入れても問題ありません。
クエン酸を入れて沸騰させる
今回は、約3Lの水に対して50g(大さじ3杯と1/3)を投入しました。
沸騰したら10分間煮沸します。
火を止めて1時間放置する
10分経過後、火を止めて1時間放置します。
この時点で水の色が濁り、煤汚れが浮いているが確認できます。
メラミンスポンジでこする
1時間経過後、鍋から出してメラミンスポンジで軽くこするだけで汚れが落ちます。
肌荒れを防ぐためにゴム手袋を着用することをおすすめします。
歯ブラシで仕上げる
メラミンスポンジが届かない細かい場所は、歯ブラシで仕上げます。
最後にキレイな水で流して完了です。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
クエン酸&メラミンスポンジによりアルミクッカーの煤汚れがこんなにキレイになりました。
Before
After
鍋から取り出した時点で煤汚れは薄くなり、部分的に剥がれ落ちていました。
結果、軽くこするだけで簡単に汚れが落ち、クッカーも傷つきにくい方法だと感じました。
煤汚れを簡単に落とす方法を習得したので、今後は積極的に焚き火でクッカーを使用したいと思います!