
・軽量なノコギリが欲しい
・軽量なシースも欲しい
源流泊で焚き火の燃料となる流木をスムーズに切るためにはノコギリが必須となります。
そこで、バックパックに収納可能な実測119gのULノコギリ&シース(鞘)を紹介します!
この記事でわかること
- 源流泊にノコギリが必要な理由
- ノコギリの選び方
- 使用しているノコギリ&シース(鞘)
この記事では、軽量かつバックパックに収納可能な源流泊におすすめのULノコギリ&シースを紹介しています。
✔️ UL(ウルトラライト)歴
カル吉@ul_compass
✅ UL登山歴7年目
(ソロ&縦走&ロングトレイル)
✅ ベースウェイト3kg未満
(現在のギアリスト)
✅ ULギア投資額200万円超
(個人輸入実績◎)
無限の好奇心でUL情報をシェアしてます。
軽量化の『スキルとノウハウ』で気軽に身軽に自由にハイクを楽しみましょう!
源流泊では焚き火をするために、流木をスムーズに切ることが可能なノコギリを携行しました。
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シルキーのゴム太郎 荒目 替刃をベースにハンドルを自作して、シースには包丁用ケースを使用しました。
その結果、実測119g(本体89g+シース30g)のULノコギリが完成しました。
このカスタムにより市販のゴム太郎 荒目(刃渡り240mm)の重量335g(本体185g+シース150g)から200g以上の軽量化に成功しました。

源流泊にノコギリが必要な理由
源流域での宿泊は、次のような理由から焚き火を選択することが多いです。
源流泊で焚き火をする理由
・ガスバーナーや燃料を持つ必要がない
・燃料(流木)が豊富にある
・炊飯や調理が可能
・暖がとれる
・明るさの確保&癒し効果
燃料である流木を効率的に切って薪を作るためにノコギリが必要となります。
ノコギリの選び方
燃料となる太い流木をスムーズに切ることが可能なノコギリを選ぶ必要があります。
そのためには、次のようなポイントに注意して選びましょう。
メーカー
出典:Silky
国産の刃物専門メーカーから選びましょう。
ユーエム工業(シルキー)や神沢精工株式会社(サムライ)などがおすすめです。
用途
出典:Silky
流木は水分を含んでいるため、生木を切断可能なノコギリを選びましょう。
剪定用や枝打ち用がおすすめです。
刃渡り
出典:Silky
切りたいモノの2〜3倍の刃渡りを選びましょう。
直径10cmの流木を想定した場合、刃渡り20cm〜30cmがおすすめです。
刃の目の荒さ
出典:Silky
太い木をスムーズに切ることが可能な荒目を選びましょう。
30mmあたりの目数が5〜9枚目のものがおすすめです。
携帯性
出典:Silky
バックパックに収納可能で、安全に携帯できるものを選びましょう。
折りたたみ式や専用ケースに入っているものがおすすめです。
使用しているノコギリ&シース(鞘)
ノコギリの替刃の持ち手にパラコードを巻いたものを包丁用のケースに収納しています。
本体が89g、ケースが30gの合計119gとUL(ウルトラライト)なノコギリです。
使用ギア
シルキーゴム太郎を選んだ理由
剪定&枝打用(荒目)で替刃式かつ収納しやすいストレート刃が決め手です。
世界トップクラスのノコギリメーカーが40年以上アップデートしながら販売しているモデルという安心感もあります。
刃渡りは24cmで十分
10cmの流木を無理なく切断可能なサイズとして刃渡り240mmを選びました。
また、全長36.5cm(替刃)とバックパックのサイドやフロントメッシュに収納してもはみ出ない点もポイントです。
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替刃を購入してハンドルを自作
ハンドル付き本体(刃渡り24cm)が185gに対して、替刃(刃渡り24cm)は75gと110gも軽量だったためです。
持ち手部分に太さ4mmのパラコードを巻いて使用しています。(パラコードの重量は14g)
専用のハンドルと比較して使い心地は落ちますが、使用時間よりもバックパックに収納して歩く時間の方が圧倒的に長いので、軽量化を選択しました。
持ち手部分に水道管の修理などに使用する「自己融着テープ」を巻いて使用している人もいるようです。
シースは包丁ケースで代用
ゴム太郎専用のシースは240mmサイズで150gと重いため、包丁用のケース(30g)を使用することで軽量化を図りました。
頻繁な抜き差しはしないため、バックパック収納時に他のギアを傷つけないという点では優秀です。
紹介した包丁ケースは「刃渡り260mm、幅40mm」までのサイズに対応しています。
刃渡り270mm以上のノコギリを使用する場合は、カイダックシートという熱を加えて成形可能な素材を使用して自作するのがおすすめです。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
実際の源流泊で使用して、「10cm以上の太い流木も簡単に切断可能で、自作したハンドルも必要十分」と感じました。
収納サイズは、「長さ37.5cm・幅5.2cm・シースの厚さ4mm・ハンドルの厚さ1.6cm」です。
薄いので、ちょっとした隙間に収納することが可能です。
使用後は、適切なメンテナンスをすることで切れ味を長く維持することが可能です。
カル吉は、使い古した歯ブラシと台所用洗剤で汚れを落とし、完全に乾かしてから刃物用の油を塗っています。
メイドインジャパンの切れ味はそのままに市販品よりも200g以上も軽量化できるので、ぜひノコギリのカスタムに挑戦してみてくださいね!