・燃えカスとかススも気になる
・おすすめを比較してほしい
手軽にストーブをUL化するには固形燃料がおすすめです。しかし、エスビット以外のレビューが乏しい・・・
そこで、定番品(エスビット)からマイナー(ユーティリティフレーム)まで、3種類の固形燃料を比較してみました!
この記事でわかること
- エスビットのスペック等
- ファイヤードラゴンのスペック等
- ユーティリティフレームのスペック等
この記事では、3種類の固形燃料の「スペック」や「燃料実験」を写真付きで比較しています。
✔️ UL(ウルトラライト)歴
カル吉@ul_compass
✅ UL登山歴6年目
(ソロ&縦走&ロングトレイル)
✅ ベースウェイト3kg未満
(現在のギアリスト)
✅ ULギア投資額200万円超
(個人輸入実績◎)
無限の好奇心でUL情報をシェアしてます。
軽量化の『スキルとノウハウ』で気軽に身軽に自由にハイクを楽しみましょう!
アルファ米中心の食事であれば、固形燃料かアルコールストーブが候補に上がりますよね。
固形燃料は、軽量で燃料計算も簡単&携行しやすいため、調理器具のUL化が可能です。
しかし、固形燃料を使用する際に気になるのが、燃料効率や匂い、スス問題です。
また、費用頻度が高ければ、コスパも重要な要素となりますね。
はじめに
固形燃料は、軽量かつコンパクトで特殊なストーブが必要ないため、軽量化が簡単です。
ガスストーブに比べて、弱い火力も少量の水を沸騰させるのには必要十分です。
固形燃料の主なメリットは、次のとおりです。
固形燃料のメリット
・軽量かつコンパクト
・特殊なストーブが不要
・燃料計算がしやすい
固形燃料の主なデメリットは、次のとおりです。
固形燃料のデメリット
・火力が弱いので湯沸かしに時間がかかる
・風に弱く、火力調整ができない
・すすと燃えカスの処理が面倒
固形燃料3種類の比較一覧表
項目 | Esbitスタンダード (エスビット) |
FireDragon (ファイヤードラゴン) |
Utility Flame (ユーティリティフレーム) |
サイズ | 縦 35mm 横 10mm 高 7mm |
縦 65mm 横 40mm 高 25mm |
縦 125mm 横 75mm 高 5mm |
重さ | 4g | 27g | 34g |
成分 | ヘキサミン | エタノール エタノール凝固剤 |
不明 |
火のつけやすさ | △ | ◎ | △ |
燃料時の匂い | 有 | 有 | 無 |
沸騰時間 ※1 | 8分10秒 (3個使用) |
5分45秒 (1/2個使用) |
10分50秒 (1/2個使用) |
1個の燃焼時間 ※2 | 約6分 | 約15分 | 約36分 |
クッカーへのすす | 有(多) | 有(少) | 有(少) |
燃焼後の残留物 | 黒い煤 | 白いワックス | 白い砂 |
購入金額※3 | 660円(20個) | 935円(6個) | 1,210円(3パック) |
沸騰1回のコスパ | 99円 (3個使用) |
78円 (1/2個使用) |
202円 (1/2個使用) |
※1 無風の室内(室温15℃)で、常温の水350mlを完全沸騰させるまでの時間を計測。
※2 無風の室内(室温20℃)で、着火から完全消火までの時間を計測。
※3 2021年11月、ヨドバシ購入時の価格。
エスビットとは
特徴
エスビットの特徴
・固形燃料としての長年の信頼と実績
・コンパクトでハードなタブレットタイプ
・使う個数により簡単に火力を調整可能
炎と沸騰時間
赤い炎は不規則に揺れ、燃焼時はカニのような匂いがします。
350ml の水を8分台で沸騰させ、17分5秒で完全消火します。
※4g×3個使用
すすと燃えカス
黒い煤のような燃えカスが残ります。
クッカーには、べっとりとした黒いすすが付着します。
ファイヤードラゴンとは
特徴
ファイヤードラゴンの特徴
・植物由来のアルコールにより無毒(無害)
・ライターの火で、容易に着火が可能
・必要量をカットして使用でき、手の消毒にも利用可能
炎と沸騰時間
青く大きな炎で、燃料時はアルコールのような匂いがします。
350mlの水を5分台で沸騰させ、完全消火は、7分です。
※1/2個使用
すすと燃えカス
白いワックス状の燃えカスが残ります。
クッカーに付着するすすは、ほとんど気にならない量です。
ユーティリティフレームとは
特徴
ユーティリティフレームの特徴
・燃焼時の匂いや煙がほぼない
・低温(-35℃)でも燃焼し、燃料温度730℃以上と高温
・燃焼後の白い砂状の燃えカスは、環境に無害
炎と沸騰時間
安定した青い炎で、燃料時の匂いは無臭です。
350mlの水を10分台で沸騰させ、完全消火は、18分10秒です。
※1/2個使用
すすと燃えカス
白い砂のような燃えカスが残ります。
クッカーには、少量のすすがつきます。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
同じ固形燃料でもそれぞれの特徴がはっきりとしていて楽しいですよね。
ぜひ、自分にぴったりの1つを見つけてくださいね。
せっかく固形燃料を比較したにもかかわらずカル吉は、「手入れの簡単さ」と「燃料の入手の容易さとコスパ」からストーブを使用しています。
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