
・市販品は大きくて重くて高価
・自作することは可能?
テンカラ釣りを始めるため、櫻井釣漁具の「金剛 てんから竿」を購入しましたが、良いロッドケースが見つかりませんでした。
そこで、テンカラ竿(金剛)にシンデレラフィットする軽量ロッドケースを1,000円以下で自作してみました!
この記事でわかること
- ロッドケースの必要性
- 自作ロッドケースの材料
- ロッドケースの使用感
この記事では、自作したテンカラ竿の軽量ロッドケースについて紹介しています。
✔️ UL(ウルトラライト)歴
カル吉@ul_compass
✅ UL登山歴6年目
(ソロ&縦走&ロングトレイル)
✅ ベースウェイト3kg未満
(現在のギアリスト)
✅ ULギア投資額200万円超
(個人輸入実績◎)
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移動時や釣り場まで安全に釣り竿を運ぶためにはロッドケースが必要です。
しかし、仕舞寸法が短いテンカラ竿に合う市販のロッドケースは少なく高価なことが多いです。
そこで、持っているテンカラ竿のサイズに合わせてロッドケースを自作することにしました。
結果、超軽量(約50g)なロッドケースを総額1,000円以下で作ることに成功しました。

ロッドケースが必要な理由
ロッドは繊細な道具なので、想定外の方向からの衝撃によって折れてしまう可能性があります。
そのためロッドケースは、釣り場まで安全にロッドを持ち運ぶために必需品です。
購入時に袋が付属する場合が多いですが、より耐久性のあるロッドケースを導入する必要があります。
ロッドケースの材料探し
まずはロードケースのベースとなる材料を探します。
購入した「てんから竿 金剛(3.3m):長さ39cm(竿キャップ込)、直径3cm」が収納可能なサイズの物を探します。
次の4つが候補として見つかりました。
ナカジマ 万能フロート
長さ30cm〜45cm、直径3.3cmのポリプロピレンのケースです。
特許取得のスクリュー式パイプにより、長さ調節可能で40gと軽量な点が特徴です。
ナカジマ 透明フロートケース
長さは40cm、直径4.0cmの素材不明のケースです。
硬質&肉厚で紛失防止のひも付きキャップと側面に付いたメジャーが特徴です。
アングル アルミロッドケース
長さ41cm、直径5.3cmのアルミ製のケースです。
軽量で丈夫な2mm厚のアルミパイプを使用した高い保護力が特徴です。
カーボンパイプ
長さ50cm、直径3.4cmのカーボン製のパイプです。
軽量で高剛性な2mm厚のカーボンパイプはロッドケースをDIYしたい人におすすめです。
ナカジマ 万能フロートを購入
購入を検討した中で最もテンカラ竿(金剛)のサイズに近い「ナカジマ 万能フロート 小」を購入しました。
竿の長さ39cmに対してケースは30cm〜45cmで調節可能、竿の直径3cmに対してケースは3.3cmとジャストフィットです。
重量は実測40gで、価格も約500円とコスパにも優れます。
早速、竿を入れようとしたところ、入り口にグリップエンド部分が引っ掛かり収納ができません。
原因は、ケースの入り口がわずかに内傾していて、直径が2.9cmと細くなっているためでした。
試行錯誤していると、長さを調節するためのスクリューパイプを外すと収納が可能ということが分かりました。
毎回スクリューパイプを外す手間は増えますが、長さ&直径がシンデレラフィットで収納が可能となります。
さらに防御力UPするひと工夫
直径&長さはシンデレラフィットしましたが、アルミやカーボン素材のロッドケースに比べると耐衝撃性に少し不安が残ります。
そこでバット(カーボンの部分)を衝撃から守るクッション材を探すことにしました。
結果、ドアノブや工具・パイプのグリップや保護材に使用するスポンジカバーを見つけました。
何種類か購入して実際に装着して、サイズは「外径3.3cm、内径2.0cm、長さ12.0cm」にしました。
サイズの選択理由
・外径3.3cm → ケースの外径と同じでピッタリ入る
・内径2.0cm → 竿先がスムーズに入る(1.5cmは摩擦で入れにくい)
・長さ12.0cm → 竿先をカバーできる
スポンジカバーをフロートの中に装着することにより、耐衝撃性がUPしケース内で竿が動きにくくなりました。
重量は実測11gで、100円程度で購入可能なコスパの良さも魅力です。
自作ロッドケースの使用方法
テンカラ竿を自作ロッドケースに収納する手順は次のとおりです。
スクリューパイプを外す
緑色のキャップをつけたままスクリューパイプを最後まで外します。
太いパイプに竿を入れる
太いスクリューパイプの方にテンカラ竿をグリップ部分から収納します。
細いパイプを装着する
ゆっくりと細いスクリューパイプを回しながら装着します。
このとき、あまり奥まで回しすぎると竿先が緑色のキャップを押して外れてしまいます。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回は、「万能フロート」と「スポンジカバー」を組み合わせて実測51gのロッドケースを1,000円以内で自作しました。
サイズはテンカラ竿(金剛)を想定していますが、長さ45cm以下&直径3cm以下であれば収納が可能です。
さらなる改善点として次の3点が考えられます。
改善点
・紛失防止のため、緑色のキャップをテープでとめる
・持ちやすくするため、ケースの穴にひもを通す
・出し入れしやすくするため、ケースの内傾部分をカットする
当初は耐久性の高いパイプ素材(塩ビ・カーボン・アルミ)を使用した自作も考えましたが、費用&労力面から諦めました。
このロッドケースは作るのが簡単で費用も安いため、初めてロッドケースを自作する人にもおすすめです!
おすすめの市販ロッドケースや簡単にできる自作ロッドケースがある場合は、コメントで教えていただけると幸いです。